■ 患者情報
札幌市東区在住・30代女性
美容師として仕事をしており、日頃から手や腕を使うことが多い。
■ 来院までの経緯
4日前から肘の内側に痛みが出始めた。
近所の鍼灸院で鍼とお灸を受けたものの、仕事中も痛みが気になるため来院。
美容師という仕事柄、手や腕を使うことが多いため、できるだけ早く痛みを改善したいとのことだった。
肘の内側を押しても痛みがあり、握る動作では大きな痛みは出なかったものの、時間が経つと普段より早く腕が疲れてくる状態。
手首を動かすよりも、肘を動かした際に痛みが強くなるとのことだった。
また、「温めるといい」と言われ、2日ほど肘を温めていたが、温めた後に痛みが強くなり、家事にも支障が出るようになっていた。
■ 状態の確認(検査)
肘の周辺には多くの筋肉や腱が付着しており、痛みが出る場所だけでは原因を判断できないため、肘周辺の筋肉・腱の状態や関節の動き、手首や前腕の動きなどを確認。
どの動作で痛みが強くなるのかを確認しながら、仕事で腕を使うことによる負担も考慮して評価した。
■ 施術内容
検査結果をもとに、肘だけではなく前腕や手首、周辺の筋肉・関節の状態を確認しながらオーダーメイドで施術。
痛みが出ている部位に対して強い刺激を加えるのではなく、動作によって負担がかかっている部分を確認しながら施術を行った。
■ 経過・結果
施術後、肘の痛みは本人の感覚で7割ほど軽減。
翌日の朝にはLINEで連絡があり、「昨日よりさらに肘が軽くなった」とのことだった。
その日の夜頃には、強く押さなければ痛みが出ない状態まで改善。
1週間後に再度来院して状態を確認したところ、肘の痛みは消失していた。
2回の施術で終了となった。
■ 施術者コメント

温める?冷やす?
肘の痛みは、単純に「肘が悪い」と考えてしまいがちですが、肘の周辺には多くの筋肉や腱があり、手首や前腕の使い方、仕事での反復動作などによっても負担のかかり方は変わります。特に美容師のように日常的に手や腕を使う仕事では、痛みが出た場所だけを見るのではなく、普段どのように腕を使っているのかまで含めて考える必要があります。
今回、もう一つ印象的だったのが「温めた方がいいと言われて温めたところ、逆に痛みが強くなった」という点です。
「痛いときは温める」「炎症なら冷やす」など、温める・冷やすについては昔からさまざまな考え方があります。実際には、どちらにもメリットとデメリットがあり、すべての痛みに同じ方法が当てはまるわけではありません。
状態によっては温めることで楽になることもありますし、逆に温めたことで症状が強くなるケースもあります。冷やす場合も同じで、重要なのは「温めるか冷やすか」そのものではなく、現在の状態に合わせて使い分けることです。
自分でケアをしていて「やった後の方が痛い」「何となく悪化している気がする」という場合は、その方法が今の状態に合っていない可能性もあります。必ずしもすぐに来院する必要はありませんが、どうしたらいいのか分からない場合は、一度相談してみるのも一つの方法です。
札幌市東区・北区で肘の痛みや腕の疲れ、仕事で手や腕を使うことで出てくる症状にお悩みの方も、痛みのある場所だけで判断せず、どの動作で負担がかかっているのかを確認しながら施術を行っています。
※施術中は出られない場合があります

