
こんにちは。
札幌市東区・北区の整体ニライカナイです。
最近、腕を上げると肩が痛く、90度ほどまでしか上がらないという方が来院されました。
除雪や日常動作のたびに痛みが出て、病院で治療は受けていたものの「そのうち治るだろう」と数か月我慢されていたそうです。
実は、このような四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)のご相談は非常に多くあります。
しかし、施術をしていていつも感じるのは、「肩だけを犯人にしてしまうと、本当の原因を見落としてしまうことがある」ということです。
四十肩・五十肩とは?
四十肩・五十肩は、肩関節周囲の組織に炎症や拘縮(硬くなること)が起こり、痛みや可動域制限が生じる状態です。
代表的な症状は、
- 腕を上げると痛い
- 後ろに手が回らない
- 夜中に痛みで目が覚める
- 洗濯物を干せない
- 髪を結ぶのがつらい
- 上着を着る動作が痛い
などです。
ただし、同じ「肩が上がらない」という症状でも、その背景は人によって大きく異なります。
肩だけが原因とは限りません
多くの方は、「肩が痛い=肩の関節が悪い」と考えます。
もちろん肩関節自体の問題もあります。
しかし実際には、
- 肩甲骨の可動性低下
- 胸郭(肋骨)の動きの制限
- 背中の筋緊張
- 姿勢の崩れ
- 体幹機能の低下
- インナーマッスル(回旋筋腱板)の機能低下
などが重なり、肩に負担が集中しているケースは少なくありません。
特に肩甲骨は「肩の土台」です。
肩甲骨が十分に動かなければ、肩関節は代償的に過剰な動きを行い、痛みや可動域制限につながります。
つまり、肩の痛みの犯人が肩そのものとは限らないということです。
私が施術で確認していること
当院では、肩だけを施術することはほとんどありません。
まず確認するのは、
- 肩関節の可動域
- 肩甲骨の動き
- 胸郭の可動性
- 頚椎・胸椎の動き
- 体幹の安定性
- インナーマッスルや呼吸
- 日常生活での身体の使い方
です。
特に重要なのが、運動制御(Motor Control)という考え方です。
これは筋力があるかどうかではなく、「必要な筋肉が必要なタイミングで正しく働いているか」という身体のコントロール能力です。
痛みが続くと、インナーマッスルの働きが低下し、表面の筋肉(アウターマッスル)が代償的に頑張りすぎることがあります。
その結果、
- 肩がすぐ疲れる
- 動きがぎこちない
- 痛みを繰り返す
- 可動域が改善しにくい
という状態になることがあります。
実際の症例
今回来院された方は、肩だけでなく肩甲骨・胸郭・背中の動きに制限がありました。
肩を上げるたびに肩関節へ過剰な負担がかかっていた状態です。
初回の施術では、
- 肩甲骨の可動性改善
- 胸郭の動きの改善
- 背中の筋緊張の調整
- 肩関節の運動制御の改善
を中心に行いました。
その結果、施術後には腕の可動域が改善し、痛みも軽減しました。
2回目には日常生活での違和感もかなり減少し、現在は再発予防も兼ねてメンテナンスを続けられています。
放置するとどうなるの?
臨床経験上、痛めてから早めにケアを始めた方ほど回復は早く、可動域も戻りやすい傾向があります。
一方で、数か月から数年放置すると、
- 関節包の拘縮
- 肩甲骨の可動性低下
- 代償動作の固定化
- 筋持久力の低下
が進み、改善まで時間がかかることがあります。
もちろん改善は可能ですが、早期に介入した方が回復しやすいケースが多いです。
「年齢のせい」で終わらせないために
四十肩・五十肩は、「年齢だから仕方ない」と言われることがあります。
しかし実際には、身体を詳しく評価すると改善の手がかりが見つかることも少なくありません。
私は、一つの原因だけを追いません。
痛みには複数の要因が関わっていることが多いため、肩だけを見るのではなく、姿勢・肩甲骨・背中・体幹まで含めて評価し、本当の犯人を探します。
整体ニライカナイの考え方

当院が大切にしているのは、
「痛みを追うのではなく、犯人を探すこと」です。
原因を決めつけるのではなく、身体の動きという手がかりを一つずつ確認し、その方にとって最短で改善へ向かえるルートを考えます。
肩が上がらない。
夜に痛い。
何をしても改善しない。
そんな方ほど、一度身体全体を評価してみる価値があります。
札幌市東区・北区で四十肩・五十肩、肩の痛み、腕が上がらない症状でお悩みの方は、お気軽に整体ニライカナイへご相談ください。
「肩だけが犯人ではない。」
その視点から、お身体を丁寧に評価し、改善への手がかりを一緒に探していきます。
※施術中は出られない場合があります

