― 実体験と東洋医学の視点から ―
昨夜0時頃から、息子の嘔吐が続き、最終的に救急病院を受診しました。
子どもの体調不良は、多くのご家庭で一度は経験するものですが、
「ここまで吐いたら病院に行くべきなのか」
その判断はとても難しいと改めて感じました。
今回は、実際に体験した経過と、
家庭で気をつけたいポイント、
そして東洋医学的な考え方も含めてお伝えします。
■ 今回の経過について
最初は軽い嘔吐から始まり、
「少し様子を見よう」と思いながら対応していました。
・嘔吐回数:4回程度までは経過観察
・水分摂取:ほとんど取れない状態
しかしその後、
内容物がなくなったにもかかわらず嘔吐が続き、
黄色い液体状の吐しゃ物が見られるようになりました。
これは、胃の内容物がなくなり、
胆汁が十二指腸から逆流してきている状態と考えられます。
嘔吐回数が10回を超え、止まる気配がなかったため、
救急病院を受診しました。
■ 嘔吐時に家庭で確認したポイント
嘔吐が起きた際、以下の点を意識して確認しました。
・嘔吐の回数と間隔
・吐しゃ物の色や性状
・ぐったりしていないか
・腹痛や発熱の有無
特に注意したいのが吐しゃ物の色です。
一般的に
- 黄色:胆汁混じり
- 緑色:要注意(早めの医療相談が推奨)
色の変化は、受診判断の大きな材料になります。
■ 嘔吐時の姿勢と移動時の注意点
嘔吐時は、仰向けの姿勢は避けることが重要です。
吐物が気道を塞ぐリスクがあります。
・横向き、もしくは上体を少し起こす
・車で移動する際も、顔を横に向ける
また、小さな子どもはビニール袋で受け止めるのが難しいため、
バスタオルを体に巻いて対応すると、
手がふさがらず安全に処理しやすく感じました。
■ 病院での対応と診断
救急病院では、
嘔吐を抑える目的で座薬を投与。
その後、嘔吐は落ち着き、
翌日に改めて受診した結果、
ウイルス性胃腸炎との診断でした。
今回は薬の使用で改善しましたが、
脱水や症状の進行を防ぐためにも、
早めの判断が大切だったと感じています。
■ 東洋医学的にみた「嘔吐」の考え方
東洋医学では、嘔吐は単に「胃だけの問題」とは考えません。
中心となるのは
「脾(ひ)と胃(い)」の働きです。
・脾:消化吸収、エネルギー生成
・胃:食物を受け入れ、下へ降ろす働き
このバランスが崩れると、
胃の気が逆上し、嘔吐として現れます。
■ ストレスと自律神経の影響
東洋医学では、
ストレスは「肝(かん)」の働きを乱すと考えます。
肝の気が滞る
→ 脾の働きを抑える
→ 胃の動きが低下・逆流
→ 嘔吐や食欲不振
子どもであっても、
環境の変化、疲労、寒さなどは
自律神経や消化機能に影響します。
■ 東洋医学が大切にする考え方
東洋医学では
「一つの臓腑だけを診る」のではなく、
全体のバランスを整えることを重視します。
・胃腸の冷え
・過度な飲食
・ストレス
・免疫力の低下
これらを整えることで、
回復力そのものを高めていく考え方です。
■ 最後に
子どもの嘔吐は、
「よくあること」と思ってしまいがちですが、
・回数が多い
・止まらない
・吐しゃ物の色がいつもと違う
こうしたサインがある場合は、
迷わず医療機関へ相談することが大切です。
そして回復後も、
体調や自律神経の乱れが残ることは少なくありません。
当院では、
身体全体のバランスを整える視点からのケアも行っています。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。

