いつも整体ニライカナイをご利用いただき、誠にありがとうございます。
最近お客様から、
「どうして警察(刑事)からこの業界に転職したんですか?」
と質問を受けることが増えてきました。
今回は、私が “なぜこの道を選んだのか” を少しお話ししようと思います。
■ 警察を離れた理由 〜ここは簡単に〜
まず一つは 「転勤」 の問題です。
警察では、4月・10月の約1か月前に突然、
「札幌から根室へ」「北見へ」
といった移動辞令が出ることも珍しくありません。
家族と生活を守りながら働く上で、この環境はなかなか大変でした。
もう一つは 完全燃焼したこと です。
刑事としてやり切ったという実感があり、
「次のステージに進むなら今だ」
と感じて転職を決意しました。
■ 他業種への転職より “整体” を選んだ理由
転職時には、不動産・保険・営業など、知人から色々と声をかけてもらいました。
しかし、警察の仕事は特殊で、他の業種でそのまま活かせる部分は決して多くありません。
特に刑事の仕事——
犯罪者を追い、証拠を集め、事件の全体像を組み立てる。
こんな仕事は民間企業にはまずありません。
ただ、私は一つだけ“他の業界にはない経験”を持っていました。
■ 解剖に立ち会い「人体を深く知る経験」があった
刑事としての日常業務の中に、
ほぼ毎日のようにご遺体の解剖に立ち会う
という仕事があります。
死因が他殺か自殺か、病死か老衰か。
細かい解剖所見や身体の変化を観察しながら判断していきます。
この経験は、整体業界ではまず得られません。
解剖学の授業で見る献体とは違い、
“生きていた身体の本当の構造” を知る機会です。
「この経験は、必ず患者さんの身体を見る上で大きな武器になる」
そう確信しました。
■ 刑事の「分析力」がそのまま整体に活きる
事件では、
・証拠集め
・状況分析
・問題点の特定
・原因の特定
が重要です。
これは身体のトラブルもまったく同じでした。
実際、開業を決める前に、
札幌や道外の整骨院・整体院を何十件も受けて回りましたが、
ほとんどの院は“テンプレート”のような施術で、
本気で原因分析している院はごくわずかでした。
「体の事件を解決する… 刑事の時と変わらないじゃん(笑)」
と本気で思った瞬間もあります。
そこで、東京を含む全国のセミナーに参加し、
知識のアップデートを重ね、
技術向上のため学校にも通い、現在に至ります。
■ 最後に:人体はまだまだ未知が多い世界
人体は、医学が進歩した現代でも
“まだ解明されていないことが非常に多い” と言われています。
だからこそ、これからも学び続け、
札幌市東区・北区のみなさまの健康をサポートし続けられるよう、
日々の技術・知識の研鑽を欠かさず努力していきます。
これからも整体ニライカナイをどうぞよろしくお願いいたします。

